実家を相続したけれども使っていない、今後も使わないから解体しようかなと考えておられる方へ。
実家が建っている自治体の情報は調べてみましたか?
もしかしたら実家(空き家)の解体費用について補助金が出るかもしれません。
近年、空き家は全国的な問題となっているため、ほとんどの自治体において何らかの対策を打ち出しています。
そのようなわけで、中には解体費用の補助金を出している自治体もあるのです。
ただし、解体費用の補助金が出ると言っても、
・対象となる空き家
・対象者
・対象となる経費
・補助金額
・補助金申請の受付期間
は、自治体によりそれぞれ異なります。
ちなみに富士見市は
・対象となる家屋は、昭和56年5月31日以前に建築された一戸建てで1年以上居住及び使用していないもの。
・補助金額は補助対象経費の3分の1(上限30万円)
・受付期間は令和5年1月31日まで。
となっています。
このほか富士見市では、補助金交付決定が出てから工事を開始すること、業者は一定の条件を満たした市内業者に限られる、など細かい決まりが設けられています。
補助金申請については、各自治体それぞれ細かい決まりが設けられていますので、補助金を申請するには、しっかり要件を確認する必要があります。
また、解体工事に着手してしまってからですと申請ができないところがほとんどですので、着手前に調べて申請できるように準備することが大切です。
様々な書類を用意しないといけない、細かい決まりに従わないといけない、という手間はありますが、少しでも補助金が出るならば助かりますよね。
ただし自治体も予算が限られているため、所により「先着順」「予算が尽きたら終了」、などとなっていますので、解体を考えているのであれば早めに検討されることをお勧めします。
ちなみに富士見市に隣接するふじみ野市、三芳町は、残念ながら解体費用の補助金制度はありません。
しかしながら、解体費用の補助金を出さない自治体でも、月額100円で空き家管理、リフォーム・解体費用のローン情報の提供など、空き家に関し何かしらの制度を設けているところが多いです。
空き家を抱えてお困りの場合は、自分にも使える制度がないか、実家の建っている自治体の情報を調べてみることをお勧めします。