家族信託の信託口口座を開設できる銀行について

家族信託で金銭の信託をするにあたって、これまでネックとなってきたのが、信託口口座の開設です。

受託者は、委託者から預かった財産を、自分の財産とは分けて管理しなければなりません。当然、金銭も分別管理しなければならないので、信託口口座の開設が必要になってきます。具体的には、「委託者○○ 受託者■■ 信託口」というかたちで口座を開設します。ところが、金融機関でこのような口座を開設してくれるところがなかなかなく、仕方なく委託者名義で新規に口座を作る、などの代替手段をとらざるを得ませんでした。

この頃はようやく民事(家族)信託が金融機関に浸透してきたようです。本日付けの日経新聞で、信託口口座を開設できる金融機関が一部わかりましたので、お知らせしたいと思います。

オリックス銀行、広島銀行 → 銀行のコンサルティングを利用しない顧客も無料で信託口口座を開設できる

三井住友信託銀行 → 司法書士など専門職が作成した公正証書がある顧客に限り、内容を審査したうえで信託口口座を開設できる

みずほ信託銀行 → 既存顧客に限り、個別相談に応じる

残念ながら、三菱UFJ信託銀行、りそな銀行は原則として家族信託契約の信託口は受け付けない、とのことです。